ベシクタシュFWトスンの一撃が投票最多41％を獲得

　欧州サッカー連盟（UEFA）は今季のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）で生まれたゴールの中から、ファン投票による「ゴール・オブ・ザ・トーナメント」の受賞ゴールを発表。優勝したレアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウドのFK弾などを抑えて受賞したのはベジクタシュFWシェンク・トスンが決めた豪快なジャンピングボレーだった。

　このゴールが決まったのは昨年11月23日に行われたグループステージ第5節の本拠地ベンフィカ戦。0-3と大きなビハインドを背負った状況で途中出場したトスンは後半13分、MFアンドレアス・ベックの右クロスをダイレクトで合わせる難易度の高いジャンピングボレーを披露。完璧にミートしたシュートはGKも触ることができない強烈な勢いのままゴール右のネットに突き刺さった。

　このゴールが起爆剤となったのか、ベジクタシュはさらに2点を奪って3-3のドローでゲームを終えている。

　この賞はCLの毎節発表されていた「ゴール・オブ・ザ・ウィーク」の中から投票で今季のベストを決めようというもの。トスンのゴールはファン投票で全体の41％を獲得した。

　次点は、レアル・マドリードとの決勝戦で生まれたユベントスFWマリオ・マンジュキッチのバイシクルシュートで、得票率は19％。起点となったDFレオナルド・ボヌッチのフィードから、DFアレックス・サンドロのダイレクトでの折り返し、FWゴンサロ・イグアインの胸でのパス、そしてシュートに至るまでボールは一度も地面に落ちることのない芸術的な一撃だった。