今夏の移籍市場の主役? プレミア名門4クラブがレアルMFに熱視線
印象的な活躍もスーパースター軍団の中で居場所を見出せず
レアル・マドリードのスペイン代表MFイスコの獲得に向け、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リバプールが争奪戦を展開していることが明らかになった。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
スーパースター軍団の中で出場機会が限られていたイスコは今季序盤に印象的な活躍を見せていたが、ウェールズ代表MFギャレス・ベイルが負傷から復帰すると再びベンチ生活を余儀なくされてしまった。出場機会を激減させたアタッカーを獲得しようと、プレミアの名門がこぞって今夏でのイスコ獲得に乗り出す準備をしているという。
イスコが来季、“白い巨人”に残留時、出場機会を手にすることはできないかもしれない。レアルのカルロ・アンチェロッティ監督は、現在起用している4-3-3システムの3トップは、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、フランス代表FWカリム・ベンゼマ、そしてベイルがファーストチョイスであることを認めている。
「私はC・ロナウド、ベンゼマ、ベイルの組み合わせに自信を持っている。昨年のバルセロナ戦から起用している布陣だが、非常に良くはまっていた。あの時から私は、4-3-3システムを貫こうと決意したよ。選手の特徴にうまくマッチしているからね」
献身的な運動量とミスの少ないパフォーマンスから、派手な顔ぶれの揃う中でチームのバランスを整えることのできる選手として重宝されていたイスコだが、アンチェロッティ監督の手腕で、ピッチの選手全員が最低限のハードワークを示すようになった現状で、居場所を見出せずにいる。チェルシー、マンU、アーセナル、リバプールという名門が獲得に名乗りを上げている現在、イスコが今夏の移籍市場の主役に躍り出るのも、現実的なものとなってきているようだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images