酒井宏を襲ったイラク戦“悪夢”の失点劇 「ボールが切れたらしゃがもうと…」
無念さを押し殺し、次戦でのリベンジに燃える
「すごくすごく悔しいですけど、終わってしまったものは仕方がない」
酒井は、厳しい現実を受け止めながら、次戦に向けて懸命に気持ちを切り替える。
「ああいう失点が起きる時もあるし、どれだけ集中してもやっぱり起きることは起きる。失点の形はもちろん悪かったけど、ここでチームが下がるようだと、ワールドカップは何が起こるか分からないところなので、そこで我慢できる力もつかない。ここはもうチーム一つとなって、上がっていくしかない」
無念さを押し殺すように言葉をつないだ酒井。この悔しさは「次に勝てばシンプルに(W杯出場)決定」という次戦のオーストラリア戦(ホーム)で晴らすしかない。ハリルジャパン不動の右サイドバックは、リベンジの気持ちを心に宿し、束の間の休息に入る。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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