韓国、残り2戦でW杯出場権喪失の危機に直面 最下位カタールに敗れ4位転落の可能性浮上

0-2から一度追いつくも敵地で不覚 6位中国にも3位浮上の可能性残る

 日本のライバルである韓国が、ワールドカップ(W杯)本大会出場に向けてA組でサバイバルに巻き込まれた。現地時間13日に行われたW杯アジア最終予選の敵地カタール戦に臨んだ韓国は、最下位相手に2-3でまさかの敗戦。勝ち点13から上積みできず、2位の座を守ったものの、A組は6位中国までプレーオフに回る3位以上の可能性を残す大混戦となった。韓国と4位シリアとの勝ち点差も4に縮まっており、残り2試合の結果によってはW杯出場を逃すという最悪の結末を迎える可能性もある。

 2022年に本大会を開催するカタールは、引き分け以下では敗退が決まり、開催国としての出場が初出場になる崖っぷちのなかで臨んだゲームだった。それが精神面で好影響を与えたのか、カタールは前半25分に先制に成功すると、1-0とリードして試合を折り返した。

 後半に入るとカタールは、同6分に追加点を奪い、リードを2点に広げた。ここから韓国も攻勢に出て、同17分にMFキ・ソンヨンがゴールすると、同25分にはザルツブルクでFW南野拓実と同僚のFWファン・ヒチャンが同点ゴールを奪った。

 それでもホームのカタールは、後半29分に先制ゴールを奪ったFWハサンがこの日2点目となる勝ち越しゴール。このまま3-2で逃げ切って勝利を収めた。

 

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