「悔しい」 主将の本田が本音吐露、イラク戦ドローに悲嘆 「勝っていたらだいぶ楽だった」
前半8分に大迫のゴールをアシスト、次戦に向けて前向きな言葉も
日本代表MF本田圭佑は、1-1に終わった13日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選イラク戦を「勝っていたらだいぶ楽だった」と嘆いた。「引き分けでいいっていう試合よりも、勝ちに行きたいって試合の方が断然大きかった」と本音も吐露している。
31歳の誕生日にキャプテンマークを巻いてスタメン出場した本田は前半8分、右コーナーキックのキッカーを務めると左足で巻いて落とすボールを供給。これがFW大迫勇也の頭にピタリと合い、先制点に結びついた。
しかし、後半に日本は最終ラインとGKの連係ミスで同点ゴールを許すと1-1の引き分けに終わった。本田は「まあ、非常に悔しいですね。負けるくらいなら引き分けってプランは当然頭の中にありますけど、でも引き分けでいいっていう試合よりも、勝ちに行きたいって試合の方が断然大きかった」と話し、勝ちきれなかった悔しさを噛みしめている。
しかし、この勝ち点1獲得により、残り2試合のどちらかで勝利すれば2位以内が確定する状況が生まれた。そうした最終予選全体を見渡し、前向きに捉える部分もあると話している。
「勝っていたらだいぶ楽だったんで。とはいえ、次の試合を勝たないといけないという点では別に。中途半端に次の試合引き分けてOKというよりも、クリアになっていいのかなと思いますし、ポジティブに受け止めたいなと思ってます」
本田が見据えるのは、シンプルに8月31日の本拠地オーストラリア戦で勝利し、本大会出場を決めること。すでにACミランを今季限りで退団することを表明しているだけに、新シーズンをどのチームでプレーするかの去就も重要になる。最終予選、本大会を2大会ずつ経験している本田は、中心選手に返り咲いてハリルジャパンをロシアに導けるか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images