「失態で代償支払う」「致命的な混乱」 英メディアがイラク戦で同点弾献上の吉田を酷評
「とんでもないミス」とまるで戦犯扱い
この衝撃的な凡ミスをイングランドメディアは見逃さなかった。記事では「マヤ・ヨシダの関与したディフェンス面での致命的な混乱により、日本は火曜日に行われたイラクとのW杯予選で1-1のドローとなった」と一刀両断。そして失点シーンについて厳しく描写している。
「カミルは(日本の)とんでもない守備的なプレーに付け込み、イラクにとっては8試合で5つ目の勝ち点を陥れた。日本は相手を仕留めるという野心の欠如で最終的に代償を支払う羽目になった」と、吉田のプレーと追加点を狙いにいかなかったハリルジャパンの消極的な戦術を断罪している。
「ヨシダがエイジ・カワシマに向かうボールで盾となろうとしたものの、アブドゥルラヒームのチャレンジによってカワシマがボールをこぼしてしまった。カミルはゴールネットにシュートを叩き込むチャンスに恵まれた」
連係ミスで相手に同点弾を許す結末になった吉田と川島は、まるで戦犯のように扱われている。
2人は最近の代表戦でミスが減少し、守備に安定感を与えていた。吉田も今季後半戦はサウサンプトンでレギュラーの座を掴み、地元で評価を高めていたが、W杯最終予選大一番のここぞという場面でやらかしてしまう悪癖を露呈してしまった。
次戦オーストラリア戦で勝利すれば6大会連続のW杯出場権獲得となる日本だが、吉田はまたしても凡ミスで英メディアから厳しい視線を注がれてしまった。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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