クライフの息子がドルトムント新監督を絶賛 「父の手腕と哲学を持っている」

ボス新監督はヨハン・クライフの信奉者 「グアルディオラに少し似ている」

 日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、来季新監督にオランダ人指揮官のペーター・ボス(前アヤックス監督)を招聘した。トータルフットボールの体現者であるヨハン・クライフの信奉者として知られるボスに対し、息子のジョルディ・クライフ氏は「グアルディオラに少し似ている」と評したという。ドイツテレビ局の「シュポルト1」が報じている。

 ジョルディは現在、イスラエルのマッカビ・テルアビブでスポーツディレクターを担当。ボス新監督も2016年1月から半年間、同クラブで指揮を執っており、互いによく知る間柄となっている。

 記事では、ジョルディが「彼は高いクオリティーを持った指導者。最高レベルでのフットボールを望んでいる」とボスの手腕を絶賛するコメントを掲載。「彼はロングボールを好まず、展開の早いゲームが大好きだ」と評し、そのスタイルについて「グアルディオラに少し似ている」と、やはりクライフの薫陶を受けたマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督との類似性についても語っている。

「ボスはよく私に言っていた。『我々は勝ちたい。攻撃的なサッカーをしたい。プレッシングサッカーをするんだ』とね。彼は、私の父(ヨハン)が持っていた手腕とフィロソフィー(哲学)を持っている」

 “クライフイズム”を継承したボス監督は、6連覇を狙うバイエルン・ミュンヘンの対抗馬となるチームを作り上げることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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