グリーズマンが“男気”残留へ 地元紙報道「2022年までの契約書にペンを持った」

アトレチコには朗報、獲得を目指していたユナイテッドは方針転換へ

 残留か移籍かで去就が注目されていたアトレチコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが、2022年までの契約延長に合意した模様だ。マドリードに拠点を置くスポーツ紙「マルカ」が、「2022年までの契約書にペンを持った」と報じている。

 グリーズマンは今季リーグ戦で16ゴールを挙げ、チーム内得点王に輝いた。また、2年連続でベスト4進出を果たしたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも6得点を挙げ、安定した決定力を見せた。

 シーズン終了直後には「アトレチコ残留は10あるうちの7、マンチェスター・ユナイテッド移籍は同じく6くらいだね」と語り、去就に関しては五分五分の状況だと話したが、クラブが置かれている現状を踏まえて残留へと舵を切ったようだ。

 アトレチコは18歳未満の外国人選手獲得に関して違反があったとして、FIFA(国際サッカー連盟)から新規選手獲得禁止処分が下された。スポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えたものの裁定は覆らず、来年1月まで新戦力の獲得が不可能な状況となっている。そのため、もしグリーズマンが去るとなればクラブの根幹を揺るがすことになりかねないだけに、本人もそれを望まず、残留する“男気”を見せた。

 

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