CL優勝のレアルと全仏最多10度優勝のナダル スペイン紙が特集「10の共通点」とは?
両者ともに「パリでの強さ」を発揮
両者の間には「パリでの強さ」という奇遇な共通点もある。ナダルは初の4大大会制覇となった2006年の全仏を含め、前述したとおり計10回もローランギャロスで栄冠獲得を成し遂げている。その一方で、レアルも初めてチャンピオンズカップを制したのは1956年、パリのパルク・デ・フランスでのことだったという。また2000年のCL決勝でバレンシア相手に勝利した際も同じくパリのスタッド・ドゥ・サンドニだった。
ナダルの全仏「デシマ(10度目の制覇)」とレアルのCL「デュオデシマ(12度目)」も、それぞれ男子テニスの四大大会、CLでの通算2ケタ優勝回数は初の快挙であることにも触れている。
ナダルの叔父、アンヘル・ナダルはバルサに所属していた時期があることは有名だが、本人はクリスティアーノ・ロナウドが2015年にバロンドールを授賞した時に祝福のメッセージを送るなど、レアルファンとして知られている。それだけに同紙は、ナダルとレアルを“スペインの強さの象徴”として同時に誇りたかったのかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page1 page2