ハリルJの切り札として復帰の今野、イラク戦は“死闘”予想 「かなり激しい試合になる」

シリア戦は後半18分までプレー、イラク戦は激しい肉弾戦になると気を引き締める

  日本代表MF今野泰幸(ガンバ大阪)は、13日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選イラク戦に向けて「かなり激しい試合になる」と死闘を予想し、気を引き締めている。

 今野は3月のW杯最終予選UAE戦で久々の招集を受けると、いきなりのスタメン起用。インサイドハーフの位置から攻撃参加して得点を奪い、バヒド・ハリルホジッチ監督の期待に文句なしの形で応えた。主将のMF長谷部誠(フランクフルト)が負傷離脱という緊急事態だったが、ワールドカップ2大会を経験したベテランは動じることなくその力を見せつけている。

 しかし、そのUAE戦後に骨折が発覚し、今度は自身が長期離脱を余儀なくされた。負傷明けで臨んだ7日の国際親善試合シリア戦は先発出場し、後半18分までプレー。コンディションに関しては、「自分では分からないですよ、周りの人が判断するんで。とにかく一生懸命やっているだけなんで、毎日トレーニングを。コンディションが上がっている、上がっていないは、見ている人が判断するものだと思うし、監督とかスタッフとか、お客さんとかが判断するものだから、あまりその辺は意識しない」と語っている。

 ハリル監督が中東遠征の切り札として復帰を切望してきた今野は、すでに敗退が決まっイラクとの対戦とはいえ、厳しいアウェー戦になると捉えている。

「かなり激しい試合になると思います、相手をスカウティングしたら激しいし。シリアとやったけど、かなり激しかったし、強かった。そのシリアより球際が激しいという情報だから。(UAE戦は)もう終わった話なので。今はイラクの試合に集中しないといけない。まったく別物だと思います」

 中立地イランでの戦いとはいえ、実質的にはアウェー戦となるこのイラク戦。激しい肉弾戦を予想する今野だが、ハリルジャパンの中盤には走れて戦える選手の代名詞でもある男が欠かせない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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