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モウリーニョ監督、英代表DFケイヒル放出か 代役の補強ターゲットとは?
Rマドリード監督時代の愛弟子ヴァランの獲得に本腰
チェルシーは今夏の移籍市場における最優先補強ターゲットとして、レアル・マドリードのフランス代表DFラファエル・ヴァランの獲得に乗り出すと英地元紙「デイリー・メール」が報じている。
元イングランド代表DFジョン・テリーが今年で35歳を迎えることから、後継者としてヴァランの動向を追っていたジョゼ・モウリーニョ監督。しかし、ここにきてチーム事情に変化が生まれているようだ。
イングランド代表DFギャリー・ケイヒルの最近のパフォーマンスに不満を抱いていたというモウリーニョ監督は、1月28日のリーグ杯準決勝第2戦から、テリーのパートナーにU-21フランス代表DFクル・ズマを指名。1月31日に行われたプレミアリーグ第23節マンチェスター・シティ戦の大一番にも若きフランス人が抜擢され、ケイヒルはベンチを温める格好となった。
モウリーニョ監督は、来季のチーム編成で最終ラインの強化に着手するとしており、ケーヒル放出の可能性も取り沙汰されている。そのため、ヴァランの必要性は今まで以上に高まっており、現在は将来的なテリーの後継者としてではなく、来季以降の即戦力として今夏の補強リストの最上位に名を連ねているという。
指揮官は今後、右サイドバックを務めるセルビア代表DFブラニスラブ・イバノビッチをテリーの相棒としてセンターバックにコンバートし、左サイドバックを担うスペイン代表DFセサル・アスピリクエタを右サイドバックに配置、左にブラジル代表DFフェリペ・ルイスを置くオプションも視野に入れていると伝えられている。
リーグ首位を独走するチェルシーだが、リーグ戦のトットナム戦やFA杯での3部ブラッドフォード戦で大量失点を喫すなど、時折見せる守備の不安定さが懸念材料となっていた。これまでチームを牽引してきたケイヒルを放出し、レアル時代の愛弟子を獲得するという改革に踏み切るのか。「スペシャル・ワン」の真価が問われる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images