負傷者続出のハリルJ、槙野がイラク戦先発へ闘志 「残っている選手にとってはチャンス」
「頼ってばかりも良くない」と力説
1987年生まれの槙野は先月に誕生日を迎え30歳になった。20代前半の選手も台頭する代表チームでは、年長者の部類に入る。今回のチームには、長らく主将を務めてきたMF長谷部誠(フランクフルト)も長期離脱中で帯同していないが、そうした状況に一人一人が危機感を抱く必要があると力説する。
「長年引っ張ってきた長谷部さんたちに頼ってばかりも良くないし、若いから言わないのも良くない。一人一人がキャプテンで引っ張る気持ちを持たないといけない。試されていると思うし、残っている選手にとってはチャンスという気持ちが必要。我慢する時間、ボールを動かす時間、引いて守る時間もあるなかで、誰がリーダーシップを取って、チーム全体が同じ気持ちと考えでやるかが、この試合で一番大事だと思う」
高温で乾燥した過酷な環境下でのゲームに、チーム全体の意思統一が重要になると話した。ピッチ外ではムードメーカーの顔も持つ槙野だが、ピッチ上でのプレーを熱望するのは変わらない。出番が訪れれば、ピッチ内でもリーダーシップを発揮する姿が見られそうだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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