“資格停止6カ月”の厳罰に済州が不服 「退場自体が誤審」と主張しAFCに控訴へ
警告2枚で退場後、浦和との乱闘騒動に加わったチョ・ヨンヒョンが最も重い処分に
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の浦和レッズ戦で、前代未聞の蛮行に出た済州ユナイテッド(韓国)と選手に、アジアサッカー連盟(AFC)から厳罰が下された。後半に警告2枚を受けて退場しながら、試合後の乱闘騒ぎで浦和の選手やスタッフに水をかける行為を行ったDFチョ・ヨンヒョンに、最も重い6カ月の資格停止処分が下されたが、韓国メディアは「退場自体が誤審だった」と主審のジャッジにクレーム。済州側が処分の重さに不服を唱え、控訴する方針を固めたと韓国紙「スポーツソウル」が報じている。
5月31日に行われたACLラウンド16の浦和との第2戦で、済州は数々の暴行を働いた。浦和が延長戦に入り3-0として、2戦合計スコアで1点リードした試合終了間際、両チームの選手が小競り合いを起こしたところで控え選手のDFペク・ドンギュがビブスを着たままピッチに乱入。仲裁に入っていた浦和MF阿部勇樹にジャンピングエルボーを見舞い、前代未聞の退場劇となった。
さらに試合終了後にも済州の選手やスタッフが暴力行為を働き、浦和DF槙野智章は済州の選手たちに追いかけられながらロッカールームに引き上げた。その際には、DFクォン・ハンジンが浦和スタッフに飛び膝蹴りをして、試合後にもかかわらずレッドカードを提示されている。また、試合中にはチョ・ヨンヒョンが2枚のイエローカードを提示されて退場処分を受けており、合計3選手がレッドカードを受ける事態になっていた。
世界各国のメディアが韓国チームの蛮行を非難するなか、「スポーツソウル」紙はAFC規律委員会が済州に下した厳罰について詳細を伝えている。
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