「本田と乾が日本の尻を叩いたが…」 中国メディアがハリルJの抱えるピッチ内外の問題を指摘

ホームでシリアに勝ち切れず、1-1のドローに終わる

 日本代表は7日、東京スタジアムで行われた国際親善試合のシリア戦に臨み、1-1と引き分けた。中国メディア「China.org.cn」は、13日に控えるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の敵地イラク戦に向け、ハリルジャパンがいくつかの問題点を抱えていることを指摘している。

 前半10分にエースMF香川真司(ドルトムント)が負傷交代するアクシデントに見舞われた日本は、後半3分にシリアに先制点を奪われる厳しい展開となる。しかし同13分、DF長友佑都(インテル)が左サイドから抜け出し、グラウンダーのクロスに対してファーサイドに走り込んだMF今野泰幸(ガンバ大阪)がダイレクトで合わせ同点に。その後も日本が攻勢に出るが追加点は奪えず、ホームで勝利を手にすることはできなかった。

 同メディアは「ケイスケ・ホンダとタカシ・イヌイが、勝者にするために日本の尻を叩いたが、ホームチームは結局イラク戦に向けて一抹の不安を残すこととなった」とレポート。後半からピッチに立ったFW本田圭佑(ACミラン)とFW乾貴士(エイバル)が攻撃を活性化した一方、チームが追加点を奪えなかった詰めの甘さを課題として指摘している。

 また、バヒド・ハリルホジッチ監督のコメントも紹介。「香川の負傷により、我々は厳しいスタートを余儀なくされた」と試合を振り返り、「この結果は我々にイラクとの一戦に対する危機感を与えることになった」と警鐘を鳴らした。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング