ポドルスキ加入の神戸、6月負傷者4人目の悲劇 開幕戦エース離脱から負の連鎖で野戦病院化
6月に入って高橋峻、橋本、高橋秀、岩波が相次ぎ負傷
7月6日にトルコ1部ガラタサライから元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが加入会見を行うと発表したヴィッセル神戸が、相次ぐ負傷者により野戦病院と化している。神戸は8日、元日本代表MF高橋秀人、昨夏のリオデジャネイロ五輪に出場した元U-23日本代表DF岩波拓也の負傷を発表した。
負の連鎖の発端となったのは、ストライカーの離脱だ。今年2月の開幕戦清水エスパルス戦(1-0)で、ブラジル人FWレアンドロが左膝前十字靭帯損傷および外側半月板損傷により、全治6カ月の怪我を負って長期離脱が決定。神戸は開幕早々に攻撃陣の大黒柱を失う形となった。
その後も負傷者が続出し、5月にはGK吉丸絢梓が左ハムストリング肉離れで全治約6週間、FW大槻周平が左ハムストリング肉離れで全治最大8週間、MF 藤田直之が左膝内側側副靭帯損傷で全治6週間と3人が負傷に見舞われた。
さらに今月に入っても悲劇は終わらない。7日、DF高橋峻希が右ハムストリング肉離れで全治8週間、DF橋本和選手が左内転筋肉離れで全治8週間と2人の負傷が発表されると、翌8日にはMF高橋秀人が右膝内側側副靭帯損傷で全治6週間、DF岩波拓也が左ハムストリング肉離れで全治6週間の離脱となった。
7月にポドルスキが合流するとはいえ、度重なる主力離脱に名将ネルシーニョ監督も頭を抱えているに違いない。今季序盤戦は首位に浮上した時期もあった神戸だが、徐々に失速しており、第14節を終えた現在は8位につけている。ポドルスキの加入を起爆剤として、再び盛り返すことができるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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