「娘の顔色が変わった」「まるで洞窟の中」 英国生活を酷評のスペイン代表FWが移籍熱望

起用法、気候、言語… 不満爆発のノリートがマンCからの強行移籍示唆

 マンチェスター・シティのスペイン代表FWノリートは、出場機会の少なさから、在籍わずか1年での退団を希望しているという。雨が多く、寒い時期が長い英国特有の気候や、生活面での不満を口にしたことを、スペインのラジオ番組「エル・トランジスター」が報じている。

 ノリートは昨夏、セルタから同胞のジョゼップ・グアルディオラ監督が就任したシティへ移籍。即戦力として期待されながら、リーグ戦19試合出場で4得点に終わった。

 ノリートはエル・トランジスターのインタビューで、「娘の顔の色が変わった。彼女はまるで洞窟の中で暮らしているようだ」とスペインに比べて寒い期間の長いマンチェスターの気候を酷評。さらに、英国での生活に際して、「覚えた英語は本当に少しだけ。トゥモロー(明日)、グッドモーニング(おはよう)、グッドアフタヌーン(こんにちは)、あといくつかだね」と、英語の習得に積極的に向き合わなかったことを明かしている。

 現在、ノリートにはセビージャ移籍の噂が出ており、心はすでにマンチェスターから離れている様子。「(シティと)契約を結んでいるから、クラブが決めることだけど、僕はここから離れたい。半年間まともにプレーしていない。ワールドカップ(W杯)のスペイン代表メンバーになるためにはなんでもする」と答え、強行手段による移籍も辞さない構えを示している。

 シティでは背番号9を与えられたノリートだが、初のプレミアリーグ挑戦は苦い思い出だけが残る結果になりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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