2年2カ月ぶり代表戦で乾が圧巻のプレー! “楽しさ”表現も「結果を出さないと意味がない」

長友との連携に手応え 「関係性は良かった」

 左サイドバックのDF長友佑都も「あいつが上手いからね。僕は走ればいいだけ(笑)。好きな形でやらせて走ればボールは出てくる。相手のサイドバックが2対1を作っていたし、嫌がっていた」と語っているが、乾も長友とのコンビネーションに手応えをつかんでいた。

「佑都くんが僕の裏を走ってくれたので。そこのコンビネーションも良かったですし、関係性は良かった。自分が中に入った時にユウト君が外を走ってくれた。それが出れば崩しやすいと思う」

 海外組で事前に行われた合宿では、右足首痛で練習を切り上げるなどコンディション面で懸念された部分もあったが、実戦ではキレのある動きを見せた。今予選で絶好調だった原口とのレギュラー争いとなるが、今季エイバルで見せた充実のプレーぶりを日本の地でも発揮したのは確かだ。

「楽しむ」をキーワードに挙げて今回の代表2連戦に臨んでいる乾が見せたプレーには、充実感が漂っていた。試合は1-1の引き分けに終わり、負傷交代した香川の状態も不安視されるが、日本屈指のテクニシャンの好調ぶりは13日のワールドカップ・アジア最終予選イラク戦に向けてバヒド・ハリルホジッチ監督にとっては明るい材料となりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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