G大阪、18日盛岡戦から試験的に掲出物の解除を発表! 公式フラッグのみの条件付き
政治的思想のフラッグ掲出で自主処分 サポーターとのミーティングで応援綱領を設定
ガンバ大阪は政治的思想を連想させるフラッグの掲出があった問題を受けて、4月21日から公式戦で横断幕や旗、ゲートフラッグなど全ての掲出物を禁止していたなか、7日に試験的に掲出物の解除を行っていくと発表した。約2ヶ月間の掲出禁止期間においてトラブルがなかった現状を踏まえ、6月18日のJ3リーグ第13節グルージャ盛岡戦から条件付きで掲出を許可していくという。
事の発端は4月16日J1リーグ第7節のセレッソ大阪戦で、ナチスを連想させるフラッグの掲出があったことだった。クラブは「政治的・宗教的思想を含む、もしくは連想させるフラッグ等の掲出は、公序良俗に反するため、Jリーグ共通ルールはもちろん、クラブとしても一切認めておりません」との声明を出し、G大阪を応援する全ての掲出物を禁止とする自主処分を下していた。
サポーターとクラブで応援のあり方についてのプロジェクトチームを立ち上げ、5月27日に第一回目のミーティングを開催し、応援綱領を設定したという。また、掲出物禁止期間に「全ての試合において、トラブルなく終えることができました。ご協力いただいたお客様に改めて感謝いたします」として、違反もなかったとクラブは報告している。
そうした改善状況を踏まえて、今月18日のJ3リーグ第13節盛岡戦から試験的に掲出物の解除を行うことが決まった。とはいえ、依然としてオフィシャルフラッグ(ガンバ大阪がグッズとして販売・配布しているフラッグ)に限っての掲出という条件付き。竿を抜いて旗部分のみ掲出や加工を施したもの、フラッグにサインなどが加筆されたものは禁止となっている。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images