済州の控えDFが急転、浦和戦での暴力行為を謝罪へ 阿部に会うため今週末の来日を希望
韓国メディアが報道 「ペクは個人的に謝罪したいと思っている」
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦、浦和レッズと済州ユナイテッド(韓国)の第2戦で起こった済州による前代未聞の退場劇や暴力行為は欧州メディアでも問題視され、波紋を広げている。多くの韓国メディアや済州側は「浦和にも非がある」と主張していたが、ベンチから試合中にピッチに乱入し、浦和MF阿部勇樹にジャンピングエルボーを食らわせたDFペク・ドンギュが、謝罪のため緊急来日を希望していることが分かった。韓国の英字紙「ザ・コリア・ヘラルド」電子版や韓国紙「スポーツソウル」などが一斉に報じている。
記事では「韓国人DFは今週末に先月のAFCチャンピオンズリーグにおける彼の暴力行為を謝罪するために、日本のフットボールクラブに謝罪に赴く」と報じている。ペクが阿部に対して個人的な謝罪を行うことになったと、済州ユナイテッドが発表したという。
世界中に波紋を広げたフィールドでの暴行劇で、悪い意味での主役となったのはペクだった。問題となったシーンが起きたのは、延長後半アディショナルタイム、2戦合計3-2と勝ち越した浦和が、敵陣コーナーフラッグ付近でボールをキープする。ここで両チームがもみ合いになると、済州の控えDFペク・ドンギュがビブス姿でピッチに乱入し、浦和MF阿部勇樹にジャンピングエルボーを見舞うという、前代未聞の退場劇となった。
この行為について済州は先日、「スポーツソウル」紙にコメントを寄せ、「ペク・ドンギュの話を聞くと、スンヒョンの背が低くて見えなかったので被害を受けているようだと言っていた。ちょうど主審の試合進行がスムーズでなく、もっと興奮したようだ」との苦しい理由を展開していたが、今回の「ザ・コリア・ヘラルド」紙の記事では「ペクはフットボール界のファンから重度の批判を受けていた」と報じている。