吉田、新戦力台頭が遅れる日本の現状に警鐘 「若いセンターバックの頭数は本当に少ない」
昌子の総合力の高さ絶賛「すごくいい」
吉田は鹿島で力を付ける昌子とのコンビに連係面の不安を明かしたうえで、「スピードもあるし強さもある。コーチングもすごくいいと思う」とCBとして総合力の高さを絶賛。昨年末にFIFAクラブワールドカップでレアル・マドリードを相手にハイパフォーマンスを披露しており、「年末には世界トップのチームと戦ったりして。本当はもっともっと海外の良い選手たちと戦ってほしいなという気持ちもありますけど、自分ができることを精一杯やっているともちろん思っています」と話している。
また、ハリルジャパンの常連でもある槙野については「より特長は把握しているので、お互いの良いところを引き出して、お互いのウイークポイントをカバーできればいいなと思います」と語った。
所属のサウサンプトンでは今季、選手の移籍や負傷もあって次から次へとパートナーを組む選手が入れ替わるという状況も味わった。同じ状況が日本代表でも起こるなか、対応する術は心得ているはずだ。イングランドでレギュラーを掴み、逞しさを増した28歳の表情には自信が漲っていた。
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石川 遼●文 text by Ryo Ishikawa
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images