横浜FMのストライカーコンビがゴール! 川崎を2-0で破り“神奈川ダービー”制す
ウーゴ・ヴィエイラが公式戦3戦連続ゴール、富樫がダメ押し弾
J1ファーストステージ第14節、横浜F・マリノス対川崎フロンターレの“神奈川ダービー”が4日に日産スタジアムで行われた。FWウーゴ・ヴィエイラの公式戦3試合連続ゴールなどで本拠地の横浜FMが2-0で勝利を収めた。
神奈川勢同士による直接対決は、パスを回して攻撃の機会を窺う川崎と、カウンターに活路を見出す横浜FMという対照的なスタイルのぶつかり合いとなったが、前半はお互いになかなか決定機を作れずに0-0のままハーフタイムを迎えた。
次第に熱を帯びてきたゲームは、後半8分に均衡が破れる。横浜FMは右サイドからMF天野純が得意の左足でファーサイドへ狙いすましたクロスを送ると、マルティノスが必死に足を伸ばして中央へ折り返す。ここに走り込んだFWウーゴ・ヴィエイラが、左足ダイレクトシュートでネットを揺らした。
リーグ戦6試合ぶりのスタメン出場となったウーゴ・ヴィエイラは24日のルヴァンカップ第6節のサガン鳥栖戦(2得点)、27日のJ1第13節清水エスパルス戦(2得点)に続くゴールで、公式戦ここ3試合で5得点と好調を維持している。
川崎は同35分にFW阿部浩之が左からのクロスを押し込んでネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定でノーゴール。逆に横浜FMは同39分、マルティノスのお膳立てからウーゴ・ヴィエイラに代わって途中出場のFW富樫敬真がGKの頭上を抜く浮き球シュートを決めて2-0。ストライカーがきっちりと仕事を果たした横浜FMが、神奈川ダービーを制した。
横浜FMはこれでリーグ戦2連勝と徐々に調子を上げている。一方、AFCチャンピオンズリーグではタイのムアントンを破って8強入りを決め、勢いに乗っていた川崎はリーグ戦4試合ぶりの黒星。暫定5位(ACLにより1試合未消化)から浮上するチャンスを逃した。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文・写真 text & photo by Football ZONE web