無念のユベントス、史上最多7度目の“欧州2位” 堅守崩壊でCL決勝5連敗
レアルに1-4と完敗、ビッグイヤーにまたも届かず
イタリア王者ユベントスは現地時間3日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝で、レアル・マドリードに1-4の敗戦を喫した。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、この敗戦が史上最多記録を更新したと報じている。
ユベントスは今季のCLを12試合でわずか3失点という驚異的な堅守で勝ち上がってきた。しかし、この決勝ではレアルに対して4失点。前半に果敢なプレッシングでエネルギーを使いすぎた感もあり、準決勝までのような安定感を見せることができなかった。それでも、ここまでの記録を見ればユベントスが決勝で苦戦するのは必然だったのかもしれない。
前身のUEFAチャンピオンズカップ時代を含め、ユベントスが最後に欧州王者を獲得したのは1995-96シーズンだった。それ以降、5回決勝に進出しているが、これで5連敗となった。また、1972-73シーズンにはアヤックス、1982-83シーズンにはハンブルガーに決勝で敗れているため、これが7度目の決勝での敗戦になり、史上最多記録を更新したという。
その間、ユベントスは2度の欧州制覇を果たしているものの、決勝に関してはこれで2勝7敗と相性の悪さを発揮してしまった。リーグでは前人未到の6連覇を達成したイタリアの絶対王者だが、またしても欧州の頂点には手が届かなかった。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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