レアルがCL史上初の連覇で12度目の欧州制覇! ユーベに4-1完勝、59年ぶりにリーガとの二冠達成
ユベントスは今大会初の複数失点
スリリングな戦いは後半に入ると、MFモドリッチ、MFイスコのミドルシュートなどでレアルが徐々に圧力をかける展開となる。すると同16分、波状攻撃からMFクロースのシュートの跳ね返りを、MFカゼミーロが約25メートルの位置から思い切りよく狙う。これがユーベのMFケディラの足に当たってコースが変わると、ブッフォンの必死の反応も及ばずレアルが2-1と勝ち越した。
そしてその3分後、千両役者が試合を決定づける。MFモドリッチが右サイドの深い位置で折り返すと、ニアサイドに走りこんだのはロナウド。右足ダイレクトで射抜き、3-1に。ロナウドはこの日2得点目で今季CL通算12点目とし、バルセロナFWメッシを抜き単独トップに立った。
今大会で初の複数失点を浴びたユーベは、2点ビハインドとなってMFクアドラードらを投入し反撃の糸口を探したものの、そのクアドラードがイエローカード2枚を受けて退場し、数的不利になるなどスコアを動かせず。逆にレアルは同45分にDFマルセロの突破からMFアセンシオが決定的な4点目を決めて勝負あった。
ジネディーヌ・ジダン監督の下で盤石の強さを手に入れたレアルが連覇という極上の形で「デュオデシマ(12度目の欧州王座)」を達成した。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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