マンUがルーニーをトレード要員に? エバートン“125億円FW”獲得の秘策となるか

ルカク争奪戦へ、エバートン出身の“10番”譲渡を検討と英紙報道

 マンチェスター・ユナイテッドは移籍金1億ユーロ(約125億円)と言われるエバートンのベルギー代表FWロメル・ルカク獲得に向け、主将FWウェイン・ルーニー譲渡を含めたオファーを出す可能性があるという。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じた。

 ユナイテッドは今季公式戦28得点を決めたFWズラタン・イブラヒモビッチが膝の靭帯損傷で離脱し、去就が不透明となっている。夏の移籍市場ではアトレチコ・マドリードのFWアントワーヌ・グリーズマンが第一候補と言われていたが、イブラに代わる新たなセンターフォワード獲得にシフトすると見られている。

 そこでターゲットとなっているのが、今季のプレミアリーグ2位の25得点を叩き出したルカクだ。ただし、エバートンは同選手の違約金を1億ユーロに定め、辣腕代理人のミノ・ライオラ氏もその価値を認めている。チェルシーなど獲得を争うライバルも多い人気銘柄だけに、争奪戦は必至となる。

 ルカク引き抜きに本腰を入れたユナイテッドは、金銭に加えてエバートン出身のルーニー譲渡を含めたオファーを準備しているという。今季ユナイテッド歴代最多得点記録を更新したルーニーだが、全盛期のキレを失いベンチ要員に降格。今夏の移籍が取り沙汰されていたが、クラブは新ストライカー獲得のためのトレード要員として使おうとしている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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