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「新たなグアルディオラ」の声も上がるギグス マンチェスター・Uの永久監督就任への最大の障害
本当のマンチェスター・Uが戻ってきたようだ
しかし、兼任コーチを務めただけの実績でも、ギグスが正監督に就任し、成功して欲しいと思うファンは、グアルディオラの例に望みを託すと思う。
またこのBBCの記事には、クラブ関係者の「モイーズを批判するわけではないが、(ギグスが代行監督になって)他の誰かのクラブという感じではなく、本当のマンチェスター・Uが戻ったようだ」という発言も掲載されていた。
そういった「感じ」、違和感も、FW出身で、「3点取られてもうちは4点取り返す」という攻撃的な姿勢を鮮明にしたファーガソン監督と、DF出身で相手のポイントゲッターを執拗につぶし、接戦をものにするというモイーズ監督のスタイルの違いが生み出したものではないか。
ユナイテッドのサッカーは元々「頑張る」「全力を尽くす」というもので、そこにファーガソン監督の「ゴールを奪って勝つ」という超攻撃的姿勢が加わり、ファンを魅了した。
そういうクラブには、モイーズのように「点を取られなければ負けない」という守り重視の哲学は似合わない。
そこに現役時代(今も現役だが)、華麗な攻撃的MFだったギグスがボスになり、かつての攻めるサッカーがスタジアムに蘇った。ホームで久々のゴール・ラッシュが見られたノリッジ4-0勝利が、関係者の「本当のマンチェスター・Uに戻ったようだ」という感想に通じたのも無理はない。
しかし一方、気になる報道もある。やはりそれは、2年前の不倫報道に関するものだ。