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「新たなグアルディオラ」の声も上がるギグス マンチェスター・Uの永久監督就任への最大の障害
タイトルは『リネガー、ギグスは新たなグアルディオラ』。マンチェスター・U所属のデンマーク人GKアナス・リネガー(30)が自身のブログでギグスをそう評して、BBCが大きく取り上げた。
ここでリネガーのコメントを紹介しよう。
「時期尚早で世間知らずといわれるかも知れないが、我々は新たなグアルディオラと関わっている、というのが僕の意見だ。
きっと一部の人達は、チームメイトだった人間がいきなり監督になってやっていけるのかという疑問を持つだろう。
僕にもそういう疑問はあったが、ギグスの場合は違った。
彼がノリッジ戦直前に行ったスピーチを聞いて、僕の髪の毛が逆立った。他にそういう経験をしたのはサー・アレックスだけだった」
まさにこれは、現在、ギグス永久監督を熱望しているマンチェスター・Uサポーターの思いを代弁したものだろう。ギグスにグアルディオラの幻影を見る気持ちも良く分かる。
グアルディオラはクライフ、そしてギグスはファーガソン。現役時代はともに歴史的な攻撃的名将に寵愛されたMFだった。Bチームを1年率いただけで、ライカート解任後のバルセロナ監督就任が発表されたのは、2008年5月。グアルディオラは弱冠37歳だった。しかし、その後の3年間の栄光はご存知の通り。リーガ・エスパニョーラ3回、UEFAチャンピオンズリーグ2回を含め、14のメジャータイトルを獲得して、まさに世界の頂点に立った。
もちろん、今のマンチェスター・Uのチーム状態と、ライカート解任とメッシの超本格化が重なり、シャビやイニエスタ等生え抜き選手達と織りなす、第六感的な領域まで高められた連携サッカーで欧州を震撼させた6年前のバルセロナを単純に比較はできない。