「CLを制覇していない名手10選」を伊紙が選出 伝説の天才や怪物も“悲運の英雄”に…
ビッグイヤーを掲げていない大物10選手を紹介
現在のサッカー界でプレーする選手にとって、クラブレベルで最も権威のあるタイトルとされるのがUEFAチャンピオンズリーグ(CL)だ。キャリアのなかで、このタイトルを勝ち取ることが大きな評価にもつながるが、その「CLを勝ち取っていない名選手10選」を、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が特集した。
最初に名前が挙がったのは「フェノーメノ」(超常現象)と呼ばれた元ブラジル代表FWロナウド。バルセロナ、インテル、レアル・マドリード、ACミランとCL優勝経験のあるビッグクラブに所属したものの、自身はタイトルに届かなかった。レアル時代の2002-03シーズンに準決勝まで進出したが、ユベントスと対戦してFWアレッサンドロ・デル・ピエロのゴールなどにより敗れた。ブラジル代表としてはワールドカップ(W杯)優勝を勝ち取ったが、CLには手が届かずにピッチを去った。
続いたのは、現役選手でマンチェスター・ユナイテッドの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ。所属クラブでリーグ優勝を何度となく果たしてきた“優勝請負人”である反面、CLだけには手が届いていない。2009-10シーズンは、開幕直前にインテルからバルセロナへ移籍したが、そのシーズンにインテルはCLを勝ち取った。そうした巡り合わせの悪さは「もはや呪いである」とされた。現在は膝に重傷を負いリハビリ中だが、ユナイテッドがUEFAヨーロッパリーグ優勝を果たしたことで、チームに残留すれば来季のCLに参戦できる。10月で36歳となるカリスマは、引退までの間にビッグイヤーを掲げることができるだろうか。