確執の末のドルトムント監督解任劇 きっかけは香川ら発掘の名伯楽との対立

指揮官の弱気発言に反論で確執極まる

 今年2月には、チームの敗戦時にトゥヘル監督がチームの精神的な問題を主張。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)進出に弱気な発言に出たが、これにヴァッケ氏は反論。確執が極まったとしている。

 4月11日のCL準々決勝モナコ戦直前、ドルトムント選手らが乗った移動バスが爆破事件の標的とされ、DFマルク・バルトラが右手首を骨折し、緊急手術を強いられる一大事件に発展した。

 トゥヘル監督は翌日に再試合強行を命じたUEFA(欧州サッカー連盟)の判断に疑問を呈したが、ヴァッケ氏は地元メディアのインタビューでトゥヘル発言に反論。香川発掘の名伯楽との対立から端を発した反目は、修復不可能になってしまったと分析されている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング