スペイン初得点の柴崎、リーガ公式の今節MVPに選出 テネリフェ地元紙「全国レベルで納得」

アルコルコン戦で2得点に絡む活躍、得票率45%で1位に輝く

 テネリフェのMF柴崎岳は25歳の誕生日で迎えた現地時間28日のリーガ・エスパニョーラ2部第40節アルコルコン戦で、スペイン移籍後初得点となるバースデーゴールを決めたが、その活躍ぶりによってリーガ公式サイトの今節MVPに選出された。

 柴崎はアルコルコン戦でロサーノの先制点の起点となるパスを送ってリズムに乗ると、同30分にはMFティロネからのスルーパスを受け、利き足ではない左足を振り抜き、ニアサイドを破って追加点を挙げた。

 柴崎の八面六臂の活躍もあってテネリフェは3-1で勝利した。2得点に絡んだプレーぶりによって、リーガ公式サイトで毎節終了後に行われる「今節のMVP」の候補として挙げられた。その結果、柴崎は得票率45%でトップに立った。

 地元紙「エルドルサル」も、この投票に注目。「船のスピードを上げているのはガク・シバサキだ。テネリフェへの加入後、重要な戦いが続いているなかで、“クレッシェンド”が続いている。リーガ公式アカウントで、彼は最高の選手に選ばれた。アルコルコン戦で試合を決定づけたが、これは全国レベルで見ても納得のものだった」と記している。

 次節はDF鈴木大輔が所属するタラゴナと対戦するため、スペイン初となる“日本人対決”が現地でも注目されている。昇格プレーオフ圏内確保に向けた戦いを続けるチームにとって、好調をキープする柴崎は何よりも頼れる存在となりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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