PSGをPK戦の末に破り、2年連続三冠達成

　UEFA女子チャンピオンズリーグ（女子CL）決勝が現地時間1日にカーディフで行われ、なでしこジャパンDF熊谷紗希の所属するリヨンが、パリ・サンジェルマン（PSG）を0-0で突入したPK戦で7-6と破り勝利した。フランスリーグ11連覇中の名門は、同大会で女子最多タイ4度目の優勝で2連覇、そして2季連続の三冠達成を果たした。熊谷も5人目のキッカーとしてPKを成功させるなど、快挙達成に貢献した。

　リヨンはすでに今季、国内リーグとフランスカップで優勝。三冠を懸けた戦いに挑んだ。対するPSGはリーグ3位、カップ戦決勝ではリヨン相手にPK戦で敗れており、リベンジを期す一戦となった。

　熊谷は中盤センターで先発フル出場。拮抗したゲームはスコアが動かずに、0-0のまま延長を含めた120分間が終了。フランスカップに続きPK戦へ突入した。

　昨季の女子CL決勝でも勝利を決めるPKを成功させた熊谷は、今季も重要な5人目のキッカーとして登場。互いに1本ずつ失敗して迎えたなかで、確実にキックを成功させた。

　その後、サドンデスとなり迎えたPSGの8人目キッカーはGKキエドジネク。しかし、この試合で好セーブを見せていた守護神はシュートをゴール右に外してしまう。これに対して、後攻リヨンはGKサラ・ブアディが成功させ、PKスコア7-6で決着。フランス国内で圧倒的な強さを誇るリヨンが、ドイツのフランクフルトと並ぶ史上最多4度目の欧州制覇を成し遂げた。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images