本田のパルマ戦地元紙評価は二分 「最高の本田は2014年に置き去りにされたまま」
右に左に四苦八苦
ACミランの日本代表FW本田圭佑は1日、パルマ戦で先発フル出場し、3-1で勝利を飾った。昨年12月15日のナポリ戦以来となる勝利に貢献したが、背番号「10」への地元メディアの評価は二分。「右でも左でも感知できないほどの軽さ」、「最高の本田は2014年に置き去りにされた」という酷評も並んだ。
「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙は、本田に及第点の6を与えた。
寸評では、アジアカップ準々決勝のUAE戦に敗戦後、チームに合流したてのコンディション不良にも理解を示していた。
「オーストラリアから帰ったばかり、スプリントが足りないのは避けられない…サイドで守備に戻る犠牲を払いながら、存在感を見せた」
シャープさは欠けていたが、守備面での献身性を評価した。その一方で、シュート0本に終わったデータも紹介した。
最高点は2得点1アシストと全得点に絡んだFWジェレミー・メネズの7.5点でMVP。1得点のDFクリスティアン・ザッカルドと1アシストのMFアレッシオ・チェルチは7点と高評価。最低点はMFマルコ・ファン・ヒンケルの4.5点だった。
「コリエレ・デロ・スポルト」は、本田に5.5点とやや厳しめの評価を与え、「疲れているようだ。右サイドでも左同様に感知できないほど軽かった」とピッチで存在感を示せなかったことを酷評した。MVPはメネズの8点。ザッカルドとチェルチは7点の高評価で並び、ファン・ヒンケルが最低点の4.5点だった。
「トゥット・スポルト」紙は本田にチームで下から二番目の5点と低評価。「最高の本田は2014年に置き去りにされたままだった。4枚の広い中盤で右も左も苦しんだ」と辛辣な言葉が並んだ。
コンディション不良の影響で、今季開幕直後7試合6得点2アシストと好調期には戻っていないと指摘した。また、先発した右サイドでも、コンバートされた左でも輝けなかったとも分析されている。
最高点はメネズの8点。最低点はファン・ヒンケルの4.5点だった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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