済州の助っ人DFが乱闘騒動で証言 韓国人選手は「浦和の5番が挑発したと話していた」
「うちのメンバーがこんな風になるとは…」
果たして、本当に済州側を刺激した人間はいたのだろうか。済州のオーストラリア人DFアレクサンダル・ヨバノビッチは、試合後に取材エリアで足を止めた。
「自分は見ていなかったけれど、他の選手が相手の5番がこちらを見て挑発してきたと話していた」
相手選手に名指しされたのは浦和の5番、日本代表DF槙野智章だった。ズラタンがボールを蹴り出し、試合終了の笛が鳴り響いた瞬間、槙野はベンチで待つメンバーの下に向かってダッシュした。その際に二度、三度ガッツポーズを見せたが、済州のメンバーは韓国ベンチ前での挑発行為と受け取ったようだ。そして、我を忘れるほどの怒りとともに蛮行に出た。槙野は試合後、「分からないです。殺されるかと思った。そりゃガッツポーズはするでしょう。みんなでガッツポーズしたから、それが気に障ったんじゃないですか」と振り返っている。
「大事な試合だったから熱くなることはあると思う。でも、うちのメンバーがこんな風になったのは見たことがない。よっぽどのことがあったのだろうか」とヨバノビッチは語った。