イブラは負傷中でも”引く手あまた”と代理人証言 「多くのオファーとアイデアがある」
ライオラ氏が英メディアで語る 「ユナイテッドを断る理由はないが…」
マンチェスター・ユナイテッドの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、シーズン終盤戦に右膝靭帯を断裂したことで、閉幕を待たずして移籍1年目の戦いの幕を下ろした。35歳で負った重傷という状況を受け今後の去就が注目されているが、イブラヒモビッチを担当する代理人ミノ・ライオラ氏は負傷があっても“引く手あまた”だと、スポーツ専門ラジオ局「talkSPORT」で話している。
イブラヒモビッチは今季公式戦で46試合28得点をマークした。しかし4月に右膝の靭帯を痛め、当初はそのキャリアすら危ぶまれた。しかし手術を担当した執刀医がその膝の強靭さに驚いたほどだったとの逸話を残し、復帰に向けて順調にリハビリを進める怪物ストライカーだが、今年の10月には36歳となる。それでも敏腕で知られるライオラ氏は、以下のように話している。
「彼はイングランド、それもトップクラブに留まりたいと思っている。もし、彼がマンチェスター・ユナイテッドから価値ある契約を提示されれば、なぜユナイテッドを断る理由がある? 彼は他のトップクラブからも価値ある提示を受けることはできるだろう。だけど私はマンチェスター・ユナイテッドと話し合いの場を持ち、全ての人々が望んでいるものを見つけ出すことが敬意にあふれているだろう」
このようにユナイテッド残留が最優先事項だとした。ただその一方で、「我々には多くのオファーとアイデアがあり、それを評価していくことが必要とされている」と含みを残している。果たしてイブラは、”赤い悪魔”の一員として再びオールド・トラッフォードのピッチに立つ日が来るのだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images