乱闘以前の「実力差」を嘆く韓国メディア “無策”な済州が浦和に敗れKリーグ勢全滅
済州が起こした暴力行為を批判的に報道 「ミスを繰り返した」と低調な内容にも言及
5月31日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦の第2戦で、浦和レッズが済州ユナイテッドをホームで3-0と破り、2戦合計スコア3-2としてベスト8進出を果たした。両チームが120分にわたって激しい攻防を繰り広げる死闘となったが、延長後半アディショナルタイムに済州の控え選手であるDFペク・ドンギュがピッチに乱入し、浦和のMF阿部勇樹にエルボーを食らわせてレッドカード。試合後は前代未聞の大乱闘が起こり、後味の悪いものになってしまった。
韓国メディアも、この乱闘騒ぎを批判的に報じている。スポーツ紙「スポーツ韓国」は、「出場した選手2人(DFチョ・ヨンヒョン、DFクォン・ハンジン)、控え選手1人の3人がレッドカードをもらった。試合終了間際と試合後の乱闘劇によって、結果とマナーまでもすべて失った」と伝えた。
試合終了後の会見で、済州のチョ・ソンファン監督は「試合が終わった後、浦和の選手一人が勝利のセレモニーをベンチで行った。敗者のマナーも必要だが、勝者のマナーも必要だと思う」と語っているが、済州側のマナー違反であったのは明らかだ。
韓国のスポーツ専門テレビ局「JTBC3 FOX SPORTS」の解説委員は、「ミスを繰り返し、相手の攻撃に対して無策だった。戦術の多様性もなかった」と話しており、試合後は乱闘騒ぎばかりが取り沙汰されているが、浦和との実力差は明らかだったとしている。
page1 page2