U-20エース小川、今季絶望の全治6ヶ月 「東京オリンピックで絶対活躍」とリベンジ誓う
U-20W杯初戦の南アフリカ戦で1得点、第2戦のウルグアイ戦で負傷
U-20ワールドカップ(W杯)で日本代表のエースとしての活躍を期待されながらも、試合中に膝を負傷して無念の途中離脱となったFW小川航基の診断結果がクラブから「トレーニング合流まで約6カ月」と発表され、今シーズンの復帰は絶望となった。
小川はU-20W杯グループステージ第2戦ウルグアイ戦の前半途中にボールを追った際に不自然な形で着地してしまい、ピッチへと倒れ込んだ。そのまま無念の途中交代となり、日本サッカー協会からも「左膝前十字靭帯損傷、外側半月板損傷」と発表されていた。
クラブによるとグループステージ終了後に日本へと帰国した小川はこの日、浜松市内の医療機関で診断を受け、具体的な全治が判明。「トレーニング合流まで手術後、約6カ月の見込み」とのことで、今シーズンは絶望となり、2018シーズンに向けての復帰が現実的なものとなった。
それでも小川は負傷箇所が判明した27日に自身のインスタグラムを更新し、「しかし僕はもう切り替えました!!僕はたくさんの人に支えられてサッカーをしているんだなと感じます。ここを乗り越えてレベルアップして必ずまた代表という舞台に帰ってきたいと思います! そして東京オリンピックで絶対活躍します!!! リハビリ頑張ります! サッカー大好きです」(原文のまま)と、3年後に控える東京五輪でのリベンジを誓っている。
今季はルヴァン杯でプロ初ゴールとハットトリックを達成し、U-20W杯でも南アフリカ戦で1得点を挙げるなどブレークのきっかけをつかみかけていた時期での長期離脱となるが、2020年こそ日本のエースとなるために、この試練を乗り越える心積もりだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images