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志半ばで解任のトゥヘル ドルトムントで達成した「功績トップ5」をブンデス公式が選出
ドルトムントでの2シーズンを総括 真っ先に挙がる功績は「ホーム不敗神話」
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、トーマス・トゥヘル監督の解任を決定した。クラブの公式サイトで発表され、トゥヘル監督も自身の公式ツイッターで退任の声明を出した。3年契約の2年目が終了した時点で解任の憂き目を見た戦術家は、就任1年目の昨季はリーグ2位とDFBポカール準優勝、今季はリーグ3位でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)8強、そしてポカール優勝を果たしていた。ブンデスリーガ公式サイトは「トーマス・トゥヘルのドルトムントでの達成トップ5」と特集を組んでいる。
その筆頭に挙げられているのは、ホームでの不敗神話だ。毎試合約8万人の大観衆が詰めかけるジグナル・イドゥナ・パルクだが、前任者ユルゲン・クロップ体制時の2015年4月4日のバイエルン・ミュンヘン戦で0-1と敗戦して以降、いまだ無敗を続けており、トゥヘル体制では27勝7分と圧倒的な成績を残している。「それは間違いなくトゥヘルの最も偉大な功績だ。イエロー・ウォールの英雄的な伝説として永遠に語り継がれるもの」と評価している。
2つ目は27日のポカール決勝でのフランクフルト撃破だ。「トップクラブの監督は、まずタイトルで評価される。ドルトムントはついに5年間の無冠の日々に終わりを告げた。5月27日にDFBポカールを掲げた」と指摘されている。ドルトムントはベルリン・オリンピックシュタディオンで行われる決勝で、2014年にバイエルン、15年にヴォルフスブルク、16年にバイエルンと3シーズン連続で苦杯を味わってきたが、トゥヘル監督はクラブ史上4度目のポカールを掲げることに成功した。
3つ目はCL出場権を2シーズン連続で確保したこと。昨季はUEFAヨーロッパリーグ準々決勝で、クロップ監督率いるリバプールに敗れた。今季2シーズンぶりの出場となったCLではチームバス爆破事件という悲劇に襲われた影響もあり、準々決勝でモナコ戦に敗退。しかし、今季も3位で来季のCL出場権を確保しており、潤沢な放映権収入を死守している。