久保とイ・スンウのU-20W杯敗退が海外メディアで話題に 「“本物のメッシ”は2005年に…」

日韓“二人のメッシ”に注目した海外メディア、同日での16強敗退を伝える

 U-20ワールドカップ(W杯)韓国大会の決勝トーナメント1回戦が30日に行われ、U-20日本代表は延長戦にもつれ込む死闘の末にベネズエラに0-1で敗れた。一方、開催国の韓国もポルトガルに1-3で敗れて敗退が決まった。これを受けて、海外メディアでは“二人のメッシ”の敗退が話題になっている。

「日本のメッシと韓国のメッシが今朝、U-20ワールドカップで敗退が決まった。本物のメッシは2005年に、この大会で優勝している」

 こうツイートしたのは、米紙「ロサンゼルス・タイムズ」のディラン・フェルナンデス記者。15歳で異例の“2世代飛び級”を果たして参戦したFW久保建英(FC東京U-18)と、バルセロナの下部組織Bチームでプレーする韓国のFWイ・スンウの敗退をこう伝えている。

 久保は2015年1月までバルセロナの下部組織に所属していたため、海外メディアでも「日本のメッシ」の異名で知られている。ベネズエラ戦では後半18分から途中出場を果たしたが、得意のドリブル突破はフィジカルに優れる相手に封じ込められた。試合後は茫然自失の表情で唇を噛んでいたが、今大会3試合出場で確かな才能を刻んだ。一方、19歳のイ・スンウは、今大会4試合出場で2得点を記録していた。

 バルセロナのスーパースター、リオネル・メッシは2005年オランダ大会にアルゼンチン代表の一員として参戦。チームを優勝に導いたメッシは6ゴールで得点王となり、MVPにも選出された。今大会で注目を集めた二人のメッシだが、本家ほどの活躍を見せることはできなかったと、海外メディアは指摘していた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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