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監督交代でドルトムントの主力流出は最小限? “トゥヘル派”のエース移籍は不可避か
米メディアがトゥヘル解任を受けて、今夏移籍市場での動向を予想
日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは、DFBポカール優勝を果たしたトーマス・トゥヘル監督の解任を発表した。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」では、政権交代に端を発する選手の大量流出は最小限に止まるとする一方で、今季のリーグ得点王FWピエール=エメリク・オーバメヤンが移籍する可能性は高いと予想している。
トゥヘル監督は在任2年間のうち、1年目はリーグ2位、ポカール準優勝といずれもバイエルン・ミュンヘンの後塵を拝して無冠。2年目の今季はリーグ3位、UEFAチャンピオンズリーグは8強止まりの一方、ポカールを制してクラブにとっては二冠を獲得した2011-12シーズン以来5年ぶり、指揮官にとっては指導者キャリア初となるメジャータイトルを獲得した。
リーグ5連覇のバイエルンが絶対王者に君臨するなかで、その対抗馬として実績を残したトゥヘル監督だが、ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOとの対立が明らかとなり、試合ごとに変わる戦術に選手が不満を漏らしていたなど、ネガティブな話題も多かった。
同局では「トーマス・トゥヘルが去り、ドルトムントには次に何が起こる?」と特集している。すでに合意報道も出ているニースのルシアン・ファブレ監督が後任の最有力候補と指摘するなど、来季に向けた動きを予想するなかで、移籍の噂が上がる選手の去就についても分析されている。
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