本田は「より良い終わり方をした」 最終節で主将任命のミラン監督が“幕引き”に言及
ミランと2年契約を更新したモンテッラ監督
ACミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、クラブと2019年6月まで2年契約を更新したが、今季限りで退団となった日本代表FW本田圭佑の幕引きについて、「良い終わり方をした」と振り返っている。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
モンテッラ監督は今季就任後、十分な補強もなく、選手層の薄いチームをリーグ6位に導き、来季のUEFAヨーロッパリーグ出場権を勝ち取った。一方で若き戦術家は本田を信頼せず、今季の先発出場はわずか2試合。「パンキナーロ」(イタリア語でベンチ要員)という立場に甘んじる屈辱を味わった本田と、29日に別れの挨拶を行ったと記事では報じられている。
指揮官は「本田はより良いミランでの終わり方をした。デウロフェウは挨拶した。でもデウロフェウは戻ってこないとも分からない。6カ月重要な時期を過ごしたから。パサリッチは我々の選手ではないから、移籍メルカートの価値を図らなければならない。クラブは僕の考えが分かっている。自分の価値判断について話もできるが、僕は監督の仕事だけに集中したい」と語った。
本田はホーム最終戦となった21日のボローニャ戦(3-0)で後半途中出場を果たすと、直接FKを決める活躍を見せた。ミラン最終戦となった28日の敵地カリアリ戦(1-2)では、キャプテンマークをつけてフル出場。順位を確定させていたチームにとっては完全な消化試合だったが、本田はミラン在籍3年半の最後に良い思い出を作ることができたと、指揮官は主張している。
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