川崎の攻撃サッカーが爆発! ムアントンに4発快勝でACL8年ぶりの8強進出
第2戦でも流れるような攻撃を展開、2戦合計7-2で勝ち上がる
川崎フロンターレは30日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16第2戦でホームにムアントン戦を迎え、4-1で勝利。合計スコアを7-2として、8年ぶりにベスト8進出を決めた。
23日に行われた敵地での第1戦を3-1で制した川崎は、この日も攻撃サッカーがピッチで光り輝いた。前半31分、左サイドからのDF登里享平のパスを中央で受けた小林が鋭い切り返しで相手DFを置き去りにし、右足を一閃。ゴールの中央を射抜くシュートで先制点を奪った。
さらに、その直後の同32分、右サイドに抜け出した小林がボックス内からグラウンダーのクロスを上げると、ファーサイドに詰めたMF長谷川竜也が押し込み、電光石火の追加点を挙げた。同40分には右サイドからのMF中村憲剛のクロスを、MFエドゥアルド・ネットが頭で合わせて3点目。大差をつけて前半を折り返した。
後半に入ると、川崎はMF阿部浩之、中村らを下げ主力の温存を図った。ムアントンにポストを叩くシュートを許し、こぼれ球を詰められる決定機を作られたものの、そのシーン以外は危なげない安定した試合運びを進めた。後半34分にはボックス内に抜け出した小林が相手GKを引きつけると、背後に構えていたMFハイネルへ巧みなヒールパスを供給。これを冷静にゴールへ流し込み4-0とした。
その後、同44分に相手FWティーラシルにヘディング弾で1点を返されるものの、4-1で快勝した川崎は、2009年以来8年ぶりとなるベスト8に進出。長きにわたって課題とされていた勝負弱さを感じさせない今季の川崎は、日本勢として一番乗りで準々決勝の舞台へと駒を進めた。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images