鹿島が広州に第2戦勝利も…ACL16強で無念の敗退 後半に落とし穴、アウェーゴール差で涙
途中出場の金崎が決勝弾を決めるも…
勝ち越しゴールを目指して後半をスタートした鹿島に落とし穴が待っていた。後半10分、右サイドからのロングスローをニアサイドのヘディングで中央につながれると、FWアランにシュートを許した。これはゴールポストに当たって跳ね返ったが、詰めていたMFパウリーニョに押し込む。第1戦の決勝ゴールに続き、パウリーニョの2試合連続ゴールはアウェーゴールとなり、鹿島の突破には2点の追加が必要な状況になった。
石井正忠監督は同15分にFW金崎夢生を投入。前線を厚くする勝負に出た。しかし、鹿島はボール保持率こそ高まったものの中央に集まる攻撃は広州の最終ラインをなかなか突破できなかった。それでも、後半アディショナルタイムに右サイドからつないだ攻撃から金崎が右足アウトサイドでシュートを決め2-1とし、突破まであと1点と迫った。
最後まで攻めた鹿島だが追加点とはならずにタイムアップを迎え、広州の勝ち抜けが決まった。2011年以来となるACL16強入りを果たした鹿島は、08年以来となるベスト8を目指したものの敗退。昨年末にFIFAクラブワールドカップで決勝進出を果たした鹿島だったが、今季はその舞台に立つ道のり半ばで涙を呑んだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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