鹿島が広州に第2戦勝利も…ACL16強で無念の敗退 後半に落とし穴、アウェーゴール差で涙

敵地での第1戦は0-1で広州に敗戦、鹿島は第1戦からスタメン4人を入れ替え臨む

 鹿島アントラーズのアジアでの戦いはベスト16で幕を閉じた。30日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦の第2戦で広州恒大(中国)と対戦した鹿島は2-1で勝利して2戦合計2-2となったが、アウェーゴール数の差で敗退となった。

 広州のホームに乗り込んだ第1戦では、ブラジル代表MFパウリーニョの決勝ゴールで0-1敗戦。第2戦をホームで迎えた鹿島は、引き分け以下なら敗退、1-0勝利なら延長戦、1失点以上した場合は2点差での勝利が必要となる状況下で臨んだ。

 鹿島は第1戦からスタメンを4人入れ替え、FWにはペドロ・ジュニオールと鈴木優磨を起用。前半からその2トップが迫力ある攻撃で広州ゴールに迫った。前半25分にはゴール前でフリーになった鈴木がインサイドで丁寧にゴール右を狙ったシュートを放ったが、わずかに枠を逸れた。

 すると同28分には、ペドロ・ジュニオールが大仕事を見せる。ハーフウェーライン付近で相手のスライディングタックルをかわしてボールをキープすると一気にドリブル開始。左サイドから右サイド方向へとスラロームし、相手DFからラフなタックルを見舞われて上体を崩しながらも突進。ペナルティーエリア外側約25メートルの位置で右足を一閃すると、強烈な弾道のシュートはGKの手が届かないゴール左上隅に決まった。

 豪快ミドル弾で先制した鹿島はその後もチャンスを作ったが追加点は奪えず、2戦合計スコア1-1でハーフタイムを迎えた。

 

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