中村ら猛抗議で一時騒然も…小林が1G1A! ACLムアントン戦、川崎3-0リードで後半へ

敵地での第1戦は3-1で川崎が逆転勝利、優位な状況下で第2戦を迎える

 川崎フロンターレは30日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16第2戦でホームにムアントン戦を迎え、FW小林悠が1ゴール1アシストと活躍し、3-0で前半を折り返した。

 23日に行われた敵地での第1試合では3-1の逆転勝利。貴重なアウェーゴールを3つ持ち帰り、0-2または1点差以内の敗戦に留めればベスト8進出という優位な状況下で第2試合を迎えた。

 MF大島僚太は軽度の負傷によりメンバー外となったが、MF中村憲剛や主将FW小林悠ら主力が先発に名を連ね、背水の陣であるムアントンを迎え撃った。

 試合開始から主導権を握った川崎だが、決定機の創出まではなかなか辿り着けない。すると前半29分、MF長谷川竜也が相手DFに危険なタックルを見舞われ転倒。しかし主審はムアントン側のファウルを取ると、スタジアムはどよめきに包まれ、中村らが判定に抗議。その瞬間、主審は左サイドにいたMF阿部浩之に向かって一目散に駆け寄りイエローカードを提示。これには観客から大ブーイングが起きた。

 不穏な雰囲気に包まれた等々力だったが、新キャプテンがそれを歓声へと一変させる。同31分、左サイドからDF登里享平のパスを中央で受けた小林は、鋭い切り返しで相手DFをかわし右足を一閃。これがゴール真ん中を打ち破り、先制に成功した。

 その直後の同32分、右サイドに抜け出した小林がボックス内からグラウンダーのクロスを上げると、ファーサイドに詰めていたMF長谷川竜也が押し込み、あっという間に追加点を奪った。小林はわずか2分間で1ゴール1アシストとエースの貫禄を発揮。同40分にはMFエドゥアルド・ネットのヘディング弾も決まり、前半を3-0で折り返し、ベスト8進出を大きく手繰り寄せた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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