「二度とプレーできないと思った」 爆破事件で負傷したドルトムントDFが恐怖の瞬間を告白

トゥヘル監督への感謝の言葉も

 手首の手術とリハビリを乗り越えたバルトラはチームメートのサポートを受け、今季終盤戦に復活。DFBポカール決勝フランクフルト戦にも先発出場している。

「自分自身についてはこれまで以上に力強くなっていると感じている。あんな事件が起こるのかと、とても悲しくなった。最悪の数週間だった。この勝利をみんなで楽しみたい」

 復活を実感するバルトラには感謝したい人間がいるという。今季限りで退団の可能性が浮上しているトーマス・トゥヘル監督だ。

「トーマス・トゥヘルには、どんな良い言葉を言っても言い切れない。ハイレベルでプレーさせてもらって、ありがとうと言いたい。全体的に彼は良い仕事をしたと思う」

 批判されることも多い指揮官にも、感謝の声を忘れなかったバルトラ。悪夢を乗り越えたストッパーは来季、より一層力強いプレーを見せてくれそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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