ローマ退団のトッティに称賛の嵐 マラドーナらレジェンドから「キング」「真の10番」「神」

最終節ジェノア戦で途中出場のトッティ、本拠地勝利で自身の花道飾る

 元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティが、現地時間28日の今季最終節、本拠地ジェノア戦(3-2)で後半9分から途中出場し、デビューから一筋を貫いたローマでの花道を飾った。イタリアの首都ローマのクラブで多くの歴史を作った男に、サッカー界のレジェンドたちから称賛の言葉が送られている。英公共放送「BBC」が報じた。

 1993年に16歳でデビューを果たしてから計786試合に出場し、307ゴールといずれもクラブ記録を打ち立てたトッティ。23シーズン連続ゴールというリーグ記録も持ち、40歳になるまでトップレベルで戦い続けた。今季限りでの退団が発表され、ローマのフロント入りと伝えられている一方、本人はいまだ去就を明らかにしておらず、現役続行の可能性も残している。

 今季最終戦でローマが3-2と逆転勝利を収め、ユベントスに次ぐ2位フィニッシュで来季のUEFAチャンピオンズリーグ本戦からの出場権を獲得して主将の花道を添えた。

 ナポリで一時代を築いたアルゼンチンの英雄、ディエゴ・マラドーナ氏は“ローマの王子様”と呼ばれるトッティを「ローマのキング(王様)」と表現。「彼は今も、そしてこれからも私が見た中で最高の選手」と最大級の賛辞を送っている。

 イタリア代表としてともに2006年ドイツ・ワールドカップを制し、クラブでは敵として相対したユベントスGKジャンルイジ・ブッフォンは「彼が僕から奪ったいくつかの得点はとても素晴らしいものだった」と振り返った。

 

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