本田が3年半のミラン人生を総括「そこまでプレーできなかった」 来季は「まだ決断していない」
退団決定の本田にとってミラン最終ゲームの前、地元テレビ局に語る
今季限りでACミランを退団する日本代表FW本田圭佑が、28日のミランでのラストゲームとなる敵地カリアリ戦で加入後初めてキャプテンマークを託され、今季初のフル出場を果たした。4-3-3システムの左ウイングで先発した本田は突破やFKからクロスを放ったが、試合は1-2で黒星に終わった。
試合後は報道陣に首を振り、無言を貫いた本田だが、試合前には「メディアセット・プレミアム」など地元テレビ局でミラン人生を総括している。
「時間は過ぎ去ってしまった。少し変な気持ちです。自分はこの後、どうするのか分からない。来季についてはまだ決断していません。すでに3年半が経ち、こんなにも早く時が去ってしまったことを驚いています」
2014年1月に移籍金ゼロでCSKAモスクワからミランにやって来た男はこう語った。3年半でリーグ戦9得点。2シーズン連続でわずか1得点に終わった男はミランから契約延長オファーを手にできず、今季限りでの退団を発表していた。そして、来季についてはまだ決断していないという。
ミラン最終戦で今季2度目の先発を果たし、この名門で初めてキャプテンマークを託された。「キャプテンマークを託してくれた監督の配慮には感謝しています。素晴らしい思い出も、そこまでの思い出もあります。でも、重要なことは来季ミランがヨーロッパの舞台に戻ったことです。僕はテレビで見ます」と本田は語った。4年ぶりの欧州の舞台に返り咲いたミランの戦いぶりを一ファンとして見守ることになる。
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