モウリーニョに忠誠誓うマンU武闘派MF 「彼のためなら足を折ってもいい」
歴代指揮官から重宝されるフェライニ、今季47試合出場とフル稼働
マンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表MFマルアン・フェライニは、ジョゼ・モウリーニョ体制のチームで貴重な戦力となっている。アフロヘアーがトレードマークの長身MFは、「彼のためなら足を折ってもいい」とポルトガル人指揮官への忠誠を誓った。ベルギー紙「HLN」に語ったもの。
フェライニは今季公式戦47試合に出場とシーズンを通してフル稼働で、チームのカップ二冠に貢献。アヤックスとのUEFAヨーロッパリーグ決勝(2-0)にもスタメン出場し、高さと強さを生かしたプレーでクラブの同大会初制覇に貢献した。
2013年夏に、エバートンで自らを重用したデイビッド・モイーズ元監督を追う形でユナイテッドに加入したフェライニだが、激しいラフプレーなどで退場することも多いことから、「ファンにとってフラストレーションの対象」になっていたと指摘されている。それでも、ルイス・ファン・ハール前監督、モウリーニョ監督と歴代の指揮官からの信頼を勝ち取ってきた。
そして、29歳の”アフロマン”もモウリーニョ監督へ絶大な信頼を寄せている。「誰かに信頼されていると感じれば、僕はあらゆる準備をする。彼(モウリーニョ)のために足を折る必要があるなら、僕はそれをするだろうね。それが僕だ。たとえ痛みがあっても僕はプレーするよ」と骨身を削るプレーも厭わないと語っている。
フェライニの心は、まさに赤く染まっている。「今、僕はマンチェスター・ユナイテッドにいる。ここに残りたい」と来季以降の残留希望も明かした。モウリーニョ体制2年目となる来季も、その激しいプレーでチームに勝利をもたらすことができるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images