守備陣無力化、堂安の衝撃! U-20W杯イタリア敵将も称賛「質の高い選手。苦しめられた」
堂安が追撃弾と4人抜きの同点弾で2得点 敵将は「スペースを与えすぎた」
U-20ワールドカップ(W杯)韓国大会でU-20日本代表は27日のグループリーグ最終節イタリア戦を2-2で引き分け、グループ3位で決勝トーナメント進出を決めた。イタリアのアルベリゴ・エバーニ監督は、2得点した日本のMF堂安律(ガンバ大阪)を「質の高い選手だ」と称賛している。
日本は開始7分で2失点を喫するなど、いきなり暗雲が漂う展開となったものの、前半22分にMF遠藤渓太(横浜F・マリノス)の左サイドからのクロスに対して、ファーサイドから身体ごと投げ出した堂安が右足に当てて追撃のゴールを決めた。そして後半5分には、クラブで同僚のMF市丸瑞希のパスを受けるとドリブルを開始。ペナルティーエリア内に侵入すると鋭いドリブルでイタリア守備陣を無力化し、圧巻の4人抜きから最後は左足コントロールシュートで同点弾を決めた。
1994年アメリカW杯準優勝メンバーで、ACミラン黄金期に自身の決勝ゴールでトヨタカップも制した左利きの名手として知られるエバーニ監督は、堂安のプレーをこう評している。
「質の高い選手だ。マークを上手く外してくる。試合の中で上手く中央に入ってくるが、このキャラクターで苦しめられた。我々もスペースを与えすぎたが」
右サイドハーフをスタートポジションにした堂安は、左利きの利点を生かして中央に進出しながら攻撃に関与。ゾーンディフェンスの間に入り込む堂安に手を焼いたイタリア守備陣とあり、エバーニ監督も苦しめられたと語った。
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