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中村俊輔の古巣セルティックが16年ぶり三冠、無敗優勝の偉業 指揮官「これ以上良い脚本書けない」
セルティックがFAカップを制して三冠 リーグ戦は34勝4分の無敗優勝達成
元日本代表MF中村俊輔の古巣であるスコットランドのセルティックが無類の強さを発揮し、無敗での国内タイトル三冠という偉業を成し遂げた。
セルティックは現地時間27日にアバディーンとのスコットランドFAカップ決勝に臨んだ。1-1で迎えた後半アディショナルタイムにオーストラリア代表MFトム・ロジッチの決勝ゴールが決まり、2-1で4季ぶりの優勝を果たした。
これにより、リーグ、リーグカップとの三冠を16年ぶりに達成。最高のシーズンを締めくくった。驚異的なのはその戦績で、リーグ戦は38試合を34勝4分で終え、2003-04シーズンのアーセナル、2011-12シーズンのユベントスなどに続く無敗優勝を達成。一発勝負のFAカップ(5試合)とリーグカップ(4試合)も当然全勝で勝ち抜けた。
無敗優勝、三冠は2005から09年までチームの主軸として活躍した磐田MF中村が所属していた当時でさえなし得なかった快挙。スコットランドは強豪レンジャーズが2012年に破産に伴って下部リーグ降格となり、実質セルティックの1強状態が続いている。
国内には敵なしだが欧州の舞台では苦戦を強いられ、今季UEFAチャンピオンズリーグ本戦ではバルセロナ、マンチェスター・シティ、ボルシアMGと同居したグループリーグを3分3敗の成績で敗退していた。
チームを率いるブレンダン・ロジャーズ監督はタイトルを総なめにし、「素晴らしい。これ以上良い脚本は書けない」と喜び爆発。前リバプール指揮官は「これは夢だ。このクラブを率いることはほんとに特別なこと」と充実のシーズンに胸を張った。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images