バイエルン、アーセナルのエース獲得で火種? 独紙指摘「ロッカー室で問題引き起こす可能性」

FWサンチェスに高額年俸を提示するバイエルン、これが軋轢を生むと独紙

 
 アーセナルのチリ代表FWアレクシス・サンチェスは、「より勝利ができるチーム」を求めて退団に近づいているとされるが、ポール・ポジションにいるのはドイツ王者バイエルン・ミュンヘンだという。しかし、獲得した際には火種が生じる可能性があるようだ。

 ドイツ紙「ビルト」は、バイエルン移籍にサンチェスが近づいていることを確認したうえで、バイエルンが提示している年俸総額がトータルで2500万ユーロ(約31億円)に上る模様。これは、エースであるポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキがボーナス付きで得ている報酬よりもはるかに高額になるという。

 同紙は、「これがバイエルンのロッカールームに問題を引き起こす可能性がある」と指摘。各国からスターが集まるバイエルンと言えども、新加入選手がこれまでのエースを上回る年俸を得れば軋轢を生むとしている。

 ACミラン、レアル・マドリード、パリ・サンジェルマン、チェルシーといったスター選手が集まるビッグクラブで優れた人心掌握術を発揮し、チームをまとめ上げてきたカルロ・アンチェロッティ監督は、サンチェス獲得に成功した場合、燻る火種を沈静化するのか。そして、アーセナルで孤軍奮闘のエースは高額年俸とともにバイエルン移籍を決断するのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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